長坂道子 『世界一ぜいたくな子育て』 光文社新書 ★★★★★
著者 長坂道子
出版 光文社
価格 720円(税抜)
ISBN 4-334-03305-9
出版 光文社
価格 720円(税抜)
ISBN 4-334-03305-9
評価 ★★★★★
母乳育児をめぐる多彩な選択肢と迷いと悩み
タイトルには子育てとあるが、内容は母乳育児を、欧米の女性がどういう距離と感覚で向き合っているのか明らかにした比較文化論。
母乳育児が、究極には「女がどうあるべきか」という問題を突きつけているがゆえに、肯定でも、否定でも、できても、できなくても、その微妙な心境と反応を丹念に取材した。
ちょっとつまみ食い的だけど、ルソーやリンネ、ナチスやVERYなど、話題は多岐にわたるり明快。
母乳育児推進派でも、反対派でもなく、「まあ、もっと気を楽にして」育児を体験すればいいという著者のスタンスがすばらしい。
ごく平均的な日本の男性としては、母乳育児に際して、こんなに多くの選択肢と迷いと悩みが女性に降りかかっているとは、想像もしていなかったので素直に驚くと同時に、女性にとって出産育児が得になる社会という提言はしっかり受け止めたい。
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長坂道子 『世界一ぜいたくな子育て』 光文社新書


