平安寿子 『くうねるところすむところ』 文藝春秋 ★★★★★ 素人なのに土建業に飛び込んだ二人の女性のドタバタ劇
『Bランクの恋人』がちょっと微妙だった平安寿子の2冊目(でもこっちの方が書いたのは先)。30歳不倫女と45歳バツイチ女がひょんなことから飛び込んだ土建稼業での奮闘を描く。
30歳不倫女は彼のチビが熱を出したため誕生日を祝ってもらえずやけ酒して工事現場の足場をよじ登り、45歳バツイチ女は夫がフィリピーナにいれあげたので離婚して会社からも追い出し自分が工務店社長就任。波瀾万丈な土建業ライフが待っていた。
途中、これはビジネス書かと思うほど土建業や役割分担して仕事を完成させるプロジェクト作業についての示唆もあり関心。
やっぱり主人公の書き分けはできていないような気がするけど、たいして悪い人も登場せず、主人公も前向きな元気小説。


