林真理子 『さくら、さくら―おとなが恋して』 講談社文庫 ★★★★
著者 林真理子
出版 講談社
価格 514円 (税抜)
ISBN 4-06-263400-7
出版 講談社
価格 514円 (税抜)
ISBN 4-06-263400-7
評価 ★★★★
林真理子らしさ全開、「おとな」の恋の事情や理屈
短編のうまい小説家ほど技術が上だという信仰がある。きっと中学生のころ、星新一を読みまくった影響だと思う。というわけで、林真理子の2冊目は短編集を選んでみた。
12の短編には3、40代の「おとな」が恋する事情や理屈-「おとな」は事情や理屈がないと恋ができない-がつづられており、それを違和感なく読ませてしまう林真理子はやはりうまい。
ただその事情や理屈も、実際にはそれほど多くのパターンはなく、いくつかは『anego』にも採用しているので、林真理子慣れしてしまっていたら、楽しめない短編もあるかも。


