2007年09月03日

吉田たかよし 『脳を活かす!必勝の時間攻略法』 講談社現代新書 ★★ 手法にとくに目新しさもなく学術的かも疑問

脳を活かす!必勝の時間攻略法

著者:吉田たかよし

出版:講談社

価格:700円 (税抜)

ISBN:978-4-06-149668-2

評価 ★★

 ためしに、あなたがこの一週間にやり遂げられた仕事の量を、一日ごとに書き出してみてください。毎日の仕事量にバラツキが大きいことに驚かされるはずです。中には、一日が12時間しかないと思われるぐらい、さっぱり充実していなかった日もあるでしょう。

 逆に言えば、工夫次第では一日を48時間にすることも可能なのです。(P.4)

 東大卒業後、NHKアナウンサーを経て、医師免許取得、加藤紘一衆議院議員公設第一秘書を勤めた著者の時間攻略法を紹介。

 一日の実質的な時間=(24時間-睡眠時間-無駄な時間)×脳の活性度

 この公式を元に、1日を脳の活性度具合によって、適した仕事をして効率を上げて、24時間以上の成果を上げようという趣旨。

 でも実際にやっていることはとくに脳を持ち出されるまでもなく、先人が紹介、実践してきたことで、とくに目新しいものはない。

 NHKアナウンサーもやめ、医師免許を取得しても医師にはならず、議員秘書もやめ、国家公務員I種に二年連続して合格しても国家公務員にはならない。知識は増えるのかもしれないけど、やりたいのは人生をかけるべき成果をあげること。残念ながら、この本からはそういった成果が読み取れない。

 こういう本は、著者自身に見習いたいという魅力がないと難しいね。