2008年01月15日

佐藤可士和 『佐藤可士和の超整理術』 日本経済新聞出版社 ★★


佐藤可士和の超整理術

著者 佐藤可士和
出版 日本経済新聞出版社
価格 1,500円 (税抜)
ISBN 978-4-532-16594-9

評価 ★★
あまりに凡庸で記憶にとどめられない

 “整理をすること”と“問題解決”は、別のものだと思っていた人も多いのではないでしょうか。整理は事務的な作業、問題解決は別次元のクリエイティブな作業だ、と。

 そんなことはないのです。「整理と問題解決は、同じベクトルでつながっている」ということが、各章の内容から感じてもらえたと思います。(P.216)

 発売当初気になってパラパラとめくったけど、内容が感じられず、買わなかった。いつのまにかベストセラーになっていてたので読んでみたけど、やっぱり最初の感想は正しかった。

 全編にわたって展開されるのは自分の成功体験-ドコモのN702iDや国立新美術館、明治学院大学など-を基にした方法論。まぁざっと見、ただの自慢話。

 整理術を問題解決に結びつけたいのはわかるんだけど(もちろん両方一遍にできたらいいよね)、まだ理屈が練りきれてなく、すんなり納得できない。

 著者は最近いろいろな雑誌でもてはやされているけど、マスコミに便利に使われることと、その人から得るものがあるかどうかは、やっぱり別の話なんだね。

 ただ、鞄の中身を常に検討し、手ぶらを推奨しているのは参考になった。