2008年02月05日

奥田祥子 『男はつらいらしい』 新潮新書 ★★★


男はつらいらしい

著者 奥田祥子
出版 新潮社
価格 680円 (税抜)
ISBN 978-4-10-610228-8

評価 ★★★
男のつらさがわかってもらえたのかな?

(三十歳代から四十歳代初めの未婚の)友人たちはみんな仕事を頑張りながら、女としての自分に磨きをかけることを怠らず、積極的に結婚相手を探そうと頑張っている。でも、彼女たちがいくら魅力的であっても、相手方が「結婚できない」男性では、いっこうに結ばれない。それはまさに“悲劇”。こんなことでいいのか?と、十二分に公私混同しながら、取材はスタートした。(P.18)

 『読売ウイークリー』で記者を勤める40代、未婚、ついでに海外大学院卒の著者(女性)が男性の未婚化、更年期障害、悩み相談、育児の男のつらさについてインタビュー。

 4章からなるけどメインは半分を割いた「結婚できない男たち」。未婚男性を「モテない系」、「ビビリー系」、「白雪姫求め系」に分類し、その心理に迫った(ちなみに『読売ウイークリー 08年2月17日号』の特集『日本を救う 「合コン」』も著者の作品)。

 結婚できない男性について、結構厳しい評価が多かったけど、ちょっぴり女性陣の反省を折り込むところも、両論併記で雑誌的。雑誌屋さんらしく、重いテーマを軽く、ちょっと過剰な類型化で楽しく読めた。

 で、男のつらさを著者がわかってくれたかというと、ちょっと心もとない。安易なジェンダー論に逃げず、これからも精進しようね。