2008年07月31日

長野慶太 『部下は育てるな! 取り替えろ! !』 光文社ペーパーバックス ★★★

部下は育てるな! 取り替えろ! !

著者 長野慶太

出版 光文社

価格 952円 (税抜)

ISBN 978-4-334-93421-7

評価 ★★★

センセーショナルな書名のものはえてして

P.36

上司力革命

・部下は自分で育つものだから、育てようとはしない

・部下を育てることでなく会社の業績を上げることが使命だから、「部下が自分で育つような環境」作りには全力を尽くす

・部下の作業のボリュームをいつも把握する(後述参照)とともに、さまざまなチャンスを与える

・失敗をしそうになってもそこで仕事を取り上げない。失敗をさせてみる

・そしてもう1度チャンスを与える

・その際も教えない。自分でやり方を創造させる

・叱る。しかし決して怒鳴らない(後述参照)

・「褒める」ツール(後述参照)を活用する

・怒鳴らなければならないようなときには、怒鳴る前に「部下を取り替える」

 センセーショナルな書名のものはえてして逆のことが書かれているもんだけど、この本もそんな感じ。

 「部下は育てるな!」といっても「最初の3年は研修、つまり「教える」ことが必要」(P.29)だったり、「部下を取り替える」までに、上のような手を尽くさなくてはいけない。これは通常、「育てる」と言うよね。

 かといって、この本が役に立たないかというとそうでもない。「エグジット・インタビュー」や、「質問1000本ノック」など、すぐに活用してみたい記述も多い。

 「部下を取り替える」方法については、解雇や異動があげられているけど、書名の割りに記述が少なかった。具体的な手法や事例があればもっとよかった。