さとうめぐみ 『手帳は”完了形”で書く―理想の自分に出会う奇跡の手帳セラピー』 東邦出版 ★★★★ セラピー本と侮るなかれ、基本は普通の手帳術
はじめに(P.5)そこで、自分に向き合うのに最適なツールとして改めて携帯性に優れた手帳を選び、「社会の中の自分」を視野に入れつつ、よりスムーズに自分の内側へ降りていけるよう、いくつかのワークを考え手帳の形を整えていったのです。書けば書くほど自分が見えてくる、書けば未来が見えてくる、だれに相談しなくても手帳が答えを教えてくれる、書いたことが本当になる……そんな抜群の効果から私はこの手帳術を「手帳セラピー」と名づけました。
手帳セラピスト(名乗ったもの勝ち)による、手帳に未来の予定やなりたい私などを肯定形や完了形で書くと不思議と奇跡のようなことが次々と起こる体験に基づいた手帳術。
それだけ聞くとトンデモ本の類かと思うけど、成功した姿をイメージするのはどこの自己啓発セミナーでもやること。ライフリングや8年未来表なども、エッセンスとしてはフランクリンプランナーと同じ。
「満月に財布を振ると臨時収入が入る(P.55)」といったデンパ系のはなしは読み飛ばすとして、8年後を見据えて年、月、週の行動をイメージするのは、手帳術のひとつの形としては参考になる点もある。
ただ夢からタスクに落とす具体的な手段が紹介されていないのが残念。もっとも手帳に完了形で書くだけで果なってしまうのでタスク化する必要はないのかも知れないけど。


