佐藤秀明 『新日本の路地裏』 ピエ・ブックス ★★★★ 日本の路地裏を追体験
はじめに(P.5)誰も来るはずのないようなところに路地を発見した時の、ちょっと優越感にも似た喜びがある。だが歩いていていい路地に出会う喜びが一番である。だから果てしなく歩いてしまう。もうこのくらいにしておこうとは決して思わなくて、次の角を曲がって最後にしよう、というよに、いつもそう思う。
実は路地好きである。ひとの生活が見えるくらいの、ぎりぎり車が通れないような路地がたまらなくいい(P.47やP.83などが好み)。ハリーポッターのノクターン横丁(いかがわしいほうね)なんてぜひ探検してみたい。
本書はそんな路地を集めた、まさにニッチ(すき間)写真集。日本全国(といってもなぜか四国はさらっと無視)の路地を撮りまくった。川越、佐原、築地、勝浦、小樽と記憶にある路地が現れるととてもうれしくなる。
ところで実は水路好きでもあるんだけど(特にP.45のような道に沿っていないもの)、そんな写真集はありませんか?


