佐藤政人 『若い人財を辞めさせない ーあなたは若年世代の特徴を理解していますか?』 ダイヤモンド社 ★★★ 採用するより辞めさせない方が効率的
プロローグ 「人財流出倒産」の時代がやってきた(P.13)しかしながら、若い社員が辞める最大の理由は、「会社に魅力がないから」と考えるべきです。ひと言でいうと、それに尽きるのではないでしょうか。
若い社員の流出に四苦八苦している会社には、若い社員のハートをつかむ何かが足りないのです。あるいは、退職を促進するような病巣があるはずです。
またも不況がやってきて、内定切りなどと言った話題も聞かれる一方、中小企業にとってはそれでも必要な新入社員が確保できないとも聞く。また採用しても辞めていってしまうなど、人事戦略に苦労している会社も多い。
少子化社会に向けてこの方向性は変わらない。中小企業にとっては仕事はあるのに人がいない=「人財流出倒産」なんてことも現実味を帯びてきた。
特にSI業では3K、7K、11Kとも言われる不人気業種で、いままで中途採用や下請けの多重化でやりくりしてきたわけだけど、他業種に比べて転職市場が整備されているので流出も多く、質の維持やましてや向上は難しくなってしまっている。
若者の転職は個人の資質の問題ととらえがちだけど、自社に引き留める魅力がないことも認識すべき。せっかく捕まえた、じゃなかった入社した社員の定着率の向上は、企業の存続にかかわる。
本書では三つのコツをあげている。
- 常に施策を打ち続ける
- 厳しさと懐の深さの両面を見せる
- (会社と管理者が一体になって)ES重視の経営姿勢を貫く
まぁコンサルさんのいうことなのでそんなにうまくいくかなと思ってしまうけど、なにもやらないよりはまし。実際転職する身としては離職率が低いのは結構大きなポイントだしね。
もうちょっと実例があった方がいいけど、それは飯の種なので出し惜しみしたのかな。


